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児童養護施設入所児童への心のケア
児童養護施設には、いくつかの種類があります。
入所者が最も多いのは、心理療養の必要度が高い子供が入る
情緒障害児短期治療施設で72%。
そのほか多い順に、飛行児童のための児童自立支援施設が66%、
2~18歳が暮らす児童養護施設が53%、
0~1歳を養育する乳児院と里親家族がそれぞれ32%とされています。
里親委託や入所の直接の理由で最も多いのが虐待。
前回より5.5ポイント増え33.9%。
そのほか母親の精神疾患や行方不明、経済的理由などが
入所理由のウェイトを占めています。
現在の見えない社会問題が大きく反映されているように感じてなりません。
また、障害のある子供の入所が前回よりも大きく増えており、
4人に1人の割合を占めています。
障害のある場合、養育の負担が大きくなり、
虐待につながる可能性があるとの指摘もあります。
虐待を受けた子供は、心に大きな傷を負っています。
そのため、周囲の人々とうまく関係を築くことが難しかったり、
施設職員をわざと怒らせるような言動をとることが多いそうです。
身体に受けた傷は、月日が経てば治癒するでしょう。
しかし、心に受けた傷は癒えることはありません。
このような子供たちのために、今求められているのは、
専門的な援助、そして何よりも親の愛情なのではないのでしょうか。
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