性教育~性別の認識~

性教育~性別の認識~

8分

性教育~性別の認識~
最近、おとなりのマリちゃんと遊ばなくなったけど、なにかあったの?
ううん、別に・・・

性別について認識しはじめる時期

 

子供が自分の性別を認識するようになるのは、18ヶ月から3歳の間といわれています。

とはいえ、男女の意味を完全に理解しているわけではありません。個人の性別が違うことに気がつくのは、3歳以降になります。

 

髪型や服装の違いなどから気がついていく

 

髪型が違うこと、着る物が違っていることに、まず気がつきます。


そして次に、使うトイレの場所や形が違っていることを発見します。

男の子と女の子の体の構造が違っていることを認識していくこと、理解させてあげることは、
3歳から12歳の間に焦点を当てて行う性教育です。

 

正しい性教育、性認識を行っていくために

 

この年代での性教育は、自分の身体の各部分に対して肯定的なイメージと経験を持たせること、
そして自分の身体を大切にし、守っていく必要があることに重点を置き、
正しい男性認識、女性認識ができるよう、導いていきましょう。

 

 

性のことについて知りたがる子ども達

 

日本ではなぜか昔から、性に関することを親子の間であまり話さない風潮があります。

 

例えば、子どもと一緒にテレビを観ていて、ドラマなどでキスシーンなどがあると、多くの大人は、話を逸らしたり、チャンネルを変えてしまったりといった行動をとってしまうのではないでしょうか。

そんな風に、隠そうとしたり、誤魔化そうとすることで、子どもは「親に聞いちゃいけないのかな?」という感じになり、他で間違った情報を見たり聞いたりすることになります。

 

「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」という質問

 

小さい子どもがまず親に聞く質問として「赤ちゃんはどこから生まれてきたの?」「どうやって生まれてきたの?」というものがあります。

 

ここで、きちんとそれに答えてあげることは、とても重要なことです。

 

赤ちゃんはどうやってできるの?

 

この質問を突然投げかけられても、冷静にきちんと説明できる大人の方は少ないのではないでしょうか。かなり答えにくい質問だと思います。

ついつい誤魔化して適当に話をしてしまったり、はぐらかしてしまったりしてしまいそうですよね。

 

まず「精子」のことについて話をする

 

そんな時には、まず実際の精子の画像などを見せてあげると良いでしょう。
グーグルなどで画像検索すると精子のこのような画像が沢山出てきます。

「この精子というのが、お父さんのおちんちんから出て、お母さんの子宮に入って、赤ちゃんが出来るのよ」という感じで話をしてあげると良いでしょう。

 

どうやってお母さんの体の中に入るの?

 

次に出てくるのはこの質問だと思います。かなり答えにくい質問です。

そのような時にはまず、精子の性質から話をするようにすると良いでしょう。

「精子は空気に触れると死んでしまうのよ」

「だから、お父さんのおちんちんを、お母さんの膣の中に入れるの」

「そうすることで、精子は死なずに、お母さんの子宮までたどり着けるのよ」

 

絵本を活用する

 

親が説明しにくい部分をカバーしてくれるのが「絵本」です。

性教育について、子どもにも分かりやすく伝えてくれる絵本としては次のようなものがあります。

 
あかちゃんはどこから? (えほんとなかよし)

おんなのこって なあに?おとこのこって なあに? (福音館のかがくのほん)

せっくすのえほん

おちんちんの話

親としては話しにくいことを、物語を通じて子どもに学ばせてくれる絵本は有り難い存在ですね。

 

普段なかなか語られることのない性の話

 

学校などで性教育が行われるようになったのは、ごく最近になってからのことです。学校で教師が赤ちゃんがどうやってお母さんのお腹の中で成長し、そして生まれてくるのかということについて授業の中で説明します。

しかし、子ども達が知りたい肝心な部分は「じゃあ、精子はどうやってお父さんの体から、お母さんの体に入ったの?」という部分だったりします。

子どもによっては「夜中、寝ている間に、お父さんの性器から精子が自分で飛び出して、そしてお母さんの性器に入っていった」という風に認識している子もいるそうです。

 

性教育の目的は

 

性教育を行う一番の目的は、正しい性認識を身につけさせ思春期における妊娠や人工中絶を減らすこと、性病などを予防する知識を身につけさせることです。

日本における人工妊娠中絶件数は一年間で約19万件(平成25年度調査)です。この年の出生数は約100万人、つまり生まれる子どもの約20%も中絶が行われていることになります。年代でいくと10代の割合は約10%程度です。

そして、性経験のある女子高校生のうち約12%の子が、性感染症(クラミジアなど)に感染しているという調査結果もあります。

 

寝た子を起こすなという声

 

性教育を反対する声の中には「寝た子を起こすな」という声があります。

ここ何年かの間、学校などの教育現場では、コンドーム等を使っての避妊法などについて教えたりすることが、子ども達を早熟にさせてしまって良くないのではないかという認識が広まっているからです。

 

「性」について親子で気軽に楽しく話せる空気を

 

親としてはどうしても「性」イコール「セックス(性行為)」と捉えてしまいがちで、ついその話題になると気が引けてしまいがちです。

「親子の間でも気軽に性の話ができるように心がけるべき」と語るのは、全国1万人以上の子育て中のママへのサポートでも定評のある楽しい育児実践会の代表で、3児の父親でもある広瀬功一さん。「ドラマでラブシーンなどの時には、子どもには『ここ、大事な場面だからしっかり見ておけよ』と言うようにしています」(広瀬さん)とのこと。確かにそんな風に言われると、遠慮しがちな空気もすっかり無くなってしまいそうですね。

 

性感染症の広がりを実感させるためのゲーム

 

中高生を対象に性教育×キャリア教育プログラム「LILY」を行うNPO法人ピルコンの代表である染矢明日香さんは、実際のプログラムの中で、性感染症の広がりを疑似体験するために、「水の感染ゲーム」を行っています。

 

これはHIV感染などの感染症が、どのように広まっていくかを視覚的に感じることのできるゲームです。
まず、水の入ったコップをいくつか用意します。

 

そのコップの中の何割かを「水酸化ナトリウムを含んだ水」にしておきます。
(この状態では、どのコップも透明なので、どれが感染しているかは分かりません。決して飲んだり触ったりしないようにだけは注意しておきます)
その後は、お互いに「スポイト」を使って、水の交換を行っていきます。これがつまりコンドーム無しでの性交渉に当たります。
ある程度、水の交換が終わったら、みんなのコップに「フェノールフタレイン」という試薬を入れていきます。

 

そうすると、大半の水が「真っ赤に染まる」という事態になります。

「私のコップは大丈夫」と思っていた子も、自分のコップが赤く染まっているのを見ると、自分の予想と実際の現実との違いを認識することができるようになります。

 

そこで「感染を防ぐにはコンドームをすることが大事」という話につなげていくわけです。

 

「水感染ゲーム」に必要な溶液と試薬について

※水酸化ナトリウムは強アルカリ性の劇薬で、薬局で購入する場合も印鑑が必要になります。よく石けんづくりなどで使われることが多いのですが、最近では取り扱いも厳しくなってきたため、購入できる薬局も少なくなってきたようです。

試薬である「フェノールフタレイン溶液」は比較的容易に入手できます。

 

●水酸化ナトリウム水溶液(購入した店舗:「イージャパン楽天店」)

 

●1%フェノールフタレイン溶液(pH用指示薬) 500mL(購入した店舗:Amazonにて)

上記のリンク先からも購入可能ではありますが、まずはお近くの薬局に問い合わせてみられることをお勧めします。

 

 

 


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