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2010年10月 アーカイブ

2010年10月15日

近年のはしか事情

日本では、はしかのワクチンを

公費で接種することができるにもかかわらず、

近年ワクチンの未接種による

はしかの罹患率が上昇しています。

 

先進国において、このような状況にあるのは日本だけであり、

日本ははしかの輸出国と言われるほどです。

 

2007年5月に東京の私立高校が

カナダの西海岸に修学旅行に出かけ、

そこで1人の生徒が麻疹を発症したため、

現地の保健当局や医師会を巻き込んでの大騒動になった事例を

記憶されている方もいるでしょう。

 

国立感染症研究所の感染症情報センターでは、

「はしかにならない。はしかにさせない。」をスローガンに

接種率95%を目指しています。

 

赤ちゃんは複数の予防接種を適正な時期に

何度かに分けて接種しなければならないため

うっかり忘れてしまうことも少なくありません。

 

はしかの予防接種は、2回の接種のうち

第一期は1歳から2歳となっているため、

「満1歳のお誕生日のプレゼントに

予防接種をプレゼントしよう」と

接種時期をわかりやすく伝えるようにしています。

 

また第二期は、小学校入学前の1年間となっていることから、

「小学校の入学準備に」としています。

 

はしかは感染力が大変強い感染症のため、

自分が感染しないためだけでなく、

周りの人に感染を広げないことが大切です。

 

将来的に子供に不利益が生じることのないよう

必ず接種するようにしましょう。

 

予防接種

2010年10月30日

複数回の予防接種が必要なわけ

予防接種には、その種類によって接種する回数が

異なります。

 

生ワクチンは毒性を十分に弱めた

生きたウイルスを接種することから

接種後も繁殖して抗原として存在し続けるため、

追加免疫は必要とされていません。

 

ところが、死んで毒性を失った病原体の成分のみの

不活性化ワクチンや、

菌が発生する毒素を取り出して無毒化したトキソイドは

ウイルスの繁殖が行われないため、

定期的な追加免疫のための接種が必要とされています。

 

1回の予防接種で免疫のつかない可能性は、

数%の確率で存在すると考えられています。

 

また、1回で免疫がついたとしても

時間の経過とともに免疫力が落ちることがあります。

 

このような理由から、複数回接種することで

1回目ではつかなかった免疫がついたり、

弱まった免疫力が再び強固になるのです。

 

免疫力を確実につけるためには

複数回の接種は必要なことと心得ましょう。

 

また、様々な理由で接種を逃してしまった子のために

接種の機会を与えるという意味もあります。

 

流行り病の全国的な流行を抑えることができるのは、

みんながワクチンを接種しているからこそ。

 

ワクチン接種率が不十分だと、感受性者はそのまま蓄積するため、

将来、全国規模での流行の恐れもあるといいます。

 

公費で受けられるものは、接種期間が限られている場合が多いので、

時期を逃さず、また接種忘れをなくして、

必ず受けるようにしましょう。

 

予防接種

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