【任意接種】小児用肺炎球菌ワクチン
細菌が血液の中から脳を包む髄膜に入り込んで炎症を起こす
細菌性髄膜炎を予防するためのワクチンの一つが
小児用肺炎球菌ワクチンです。
日本では、2010年2月から接種できるようになりました。
細菌性髄膜炎は、発熱やおう吐など風邪の症状と似ていること、
血液検査でも変化が出ないため、早期判断が難しい上に
進行が早く薬の効かない耐性菌であることも多く
重い後遺症が残ったり、死亡する確率が高い恐ろしい病気です。
細菌性髄膜炎を発症させる主な原因は、
ヒブ菌が約6割、肺炎球菌が約2割と考えられています。
したがって、予防のためには小児用肺炎球菌ワクチンと
ヒブワクチンの両方を接種する必要があります。
ワクチンは不活性化ワクチンの皮下注射で、
対象年齢は、2カ月~9歳とされていますが、
ゼロ歳児が最もかかりやすいことから、
生後2カ月から始めることが推奨されています。
7か月までに最初の3回接種が終わると
早く抗体(免疫)ができるため、
2か月になったら4週間隔で3回、
1歳を過ぎたら追加接種を1回受けるのが
望ましいとされています。
「小児用肺炎球菌」、「ヒブ」、「三種混合(DPT)」の
同時接種も可能ですので、かかりつけ医に相談するとよいでしょう。
副反応は、接種した部分の赤みや腫れ、しこり程度です。
ヒブワクチンと同様に任意接種のため、
1回の接種でかかる9千円~1万円は
自己負担となります。