風邪と抗生物質
風邪をひいたときの飲み薬として、
抗生物質を処方されることがあります。
抗生物質は細菌に対しては有効ですが、
ウイルスに対しては無効とされています。
風邪の原因の80%はウイルスです。
鼻風邪ウイルスによる風邪の場合は、
細菌感染を伴う事が少ないので抗生物質を飲み続けても
効果はないとされています。
また、抗生物質によって耐性菌が作られてしまう可能性も考えられるため、
安易な抗生物質処方の是非が繰り返し問われています。
ただし、細菌のせいで免疫反応による炎症がおきている場合は
抗生物質は有効です。
特に、小さい子供の場合は、耳管が短く風邪から
細菌が原因となる中耳炎を引き起こしやすいため
中耳炎を併発してしまった場合は抗生物質を使用します。
また、子供がかかりやすい溶連菌(化膿性連鎖球菌、A群β溶血連鎖球菌)は、
短期間の抗生物質の投与では殺菌しきれないので
10日くらい抗生物質を服用する必要があります。
この病気は、まれにリウマチ熱という心臓に障害を起こしたり、
腎臓病を起こしたりすることがあるので、
治癒して1カ月後くらいに、医師の診察と尿検査を受ける必要があります。