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2008年12月 アーカイブ

2008年12月05日

成長期でみるおしゃぶりの役割

赤ちゃんがだんだんと子供になっていくのには、成長段階がありますよね。
おしゃぶりも、成長に一役かっています。

<STEP.1>
”吸いたい”という欲求を満たす役割を持つ授乳期
おしゃぶりを吸うことで脳の活性化を促し、情緒を安定させます。
哺乳訓練にもなっているのですよ。

<STEP.2>
あかちゃんって口で呼吸しているって知っていましたか?
同じ呼吸でも、鼻呼吸の方が粘膜フィルターにより免疫力が高められ、
病気になりにくい体を作ります。
鼻で息をすることで、花の機能の発達成長が促されます。
口を閉じるおしゃぶりは、鼻で呼吸することを覚えられる
鼻呼吸器ともいえます。

<STEP.3>
離乳食が始まるころ、歯茎のマッサージができるおしゃぶりを選ぶと、
乳歯が生えるのを促してくれます。
もちろん、乳歯の邪魔をしない作りになっているので、
健康的な歯を作ります。

<STEP.4>
情緒安定の役割も担うおしゃぶり
でも泣くことはストレス発散にもなっています。
表情豊かに、心の健やかな健康そしてコミュニケーションをとるためにも、
2~2歳半になったら卒業できるよう、準備を進めていきましょう。

2008年12月08日

メーカーから?機能から?おしゃぶりの選び方

世界では、多くのベビーメーカーはもちろんのこと、
ファッションメーカーでもおしゃぶりを発売しています。

日本における主なメーカーと特徴をあげてみましょう。

■ピジョン

成長段階に合わせ、授乳期・鼻呼吸器用・離乳期用・昼夜兼用タイプがあります。

歯がため代わりになるよう、噛むと弾力や硬さを感じる歯茎トレーニングタイプ、
噛んだり握ったりできる、くちびるトレーニングタイプもあります。

■コンビ

ヌークおしゃぶりとして有名。
アメリカでは歯列矯正として使用されています。
3サイズの展開で、歯の成長を助けてくれます。
歯がためでは、噛む練習のための3ステップがあります。

■Nudy

新生児用はまん丸、乳歯が生えた頃のおしゃぶりブライト。
両方とも硬めの突起があり、歯茎のマッサージ効果があります。
Nudyの最大の特徴はデザイン。
色もカラフルで、持ち運ぶのが楽しくなるデザインがたくさんあります。

2008年12月10日

そもそもおしゃぶりはなぜ必要か?

赤ちゃんがママのおなかの中にいるときから、指しゃぶりをしていることはご存知ですか?
吸うことは、赤ちゃんにとって安心感をもたらす行動なのです。

おしゃぶり、英語ではpacifier、comforter、dummy。
意味は「なだめる人」「代替品」
つまり指の代わりに吸う、落ち着かせてくれるものなのです。

新生児にも、おしゃぶりを使って指しゃぶりを防止したり、
落ち着かせることができます。

以前は歯並びが悪くなる、単に親が子供を黙らせるのに使うもの、
といったマイナスイメージがありました。

しかし現在では、あごの発達や鼻呼吸を促し、
赤ちゃんの口に合ったものを選ぶことで、きれいな歯並びを作るといった
プラス要素もわかっています。

もちろん、必ず使わなければならないものではありません。

赤ちゃんとの日々に、ママがちょっと疲れてしまったり、
赤ちゃんの心を落ち着かせるためなど、
育児ストレス対策の1つの手段として使ってみてはいかがでしょうか。

2008年12月13日

小児医からのおしゃぶり考

乳幼児におしゃぶりを与えることについての見解は、
小児科医と小児歯科医では異なっています。

小児科医のおしゃぶりに対する見解は、おなかの中で胎児は指しゃぶりをしているので、
赤ちゃんにとって「指をしゃぶる」行為はごく自然なこと。

指の代わりであるおしゃぶりも、自然な行為であるし、
言葉の発達に伴って、自然と手放していくから
それほど問題ではない、というものです。

一方、小児歯科医はというと、
長期の使用は指しゃぶりほどではないにしろ、
噛みあわせに悪影響がある。

親子のふれあいが重要なこの時期に、泣きやむ・落ち着くといった理由から、
おしゃぶりを与え、口をふさぐことに疑問を感じる。
というものです。

このように小児保健の現場においても生じている見解の違い。

それぞれの立場からの意見・見解ではあるのですが、
できることならば統一見解がほしい、というのが
ママの立場からの声であるのです。

2008年12月15日

噛み合わせとおしゃぶりは関係している?

歯の噛み合わせはとても大切。
乳歯は生え代わるものですが、次に生えてくる永久歯の生え方への影響があります。

1歳6か月児、2歳児、3歳児、5歳児歯科検診に来た
1120人の子供に、乳歯の噛み合わせとおしゃぶりの関係を調査した
小児歯科医のデータが発表されています。

これによりますと、2歳児では開咬が多くみられ、
5歳児ではさらに増加していることが分かりました。

4~5歳の子供432名に追跡調査をしたところ、
おしゃぶりの長期間使用によって、乳前歯部が開咬となりやすいことが
報告されています。

指しゃぶりですと、上顎前突(出歯)が多くみられ、
乳前歯部の開咬では、おしゃぶり使用と比較すると重度が増しています。


小児歯科においては、噛み合わせとおしゃぶりには大きな関係があると
結論付けられているのです。

2008年12月20日

何歳までおしゃぶりOK?

歯の噛み合わせとおしゃぶりに関係がある、という小児歯科からの
報告があります。

4歳ごろまで行われている指しゃぶりに対し、おしゃぶりは3歳を過ぎると
急激に減少します。

噛み合わせの影響を考えると、前歯から乳臼歯の手前までが生え揃う
1歳6か月~2歳の期間におしゃぶりをやめると、
それまでに見られていた噛み合わせの異常が改善されやすいといわれています。

小児歯科の見解によると、2歳までには使用をやめた方がよい、
ということです。

2歳半になると奥の乳臼歯も生え揃ってきます。
さらには3歳を過ぎると、歯がすべて生え揃うので、
噛み合わせの異常を修復するのが、だんだんと難しくなっていきます。

このような理由から、2歳までにはおしゃぶりを卒業したほうが良い
といわれているのです。

2008年12月23日

おしゃぶりのいいところ、悪いところ

どんなものにもいいところ、悪いところってありますよね。
ではおしゃぶりのいいところ、悪いところってどんな点でしょう。

まずはいいところから。

1.子供が泣きやむので、静かになる
2.スムーズに眠りにつける
3.精神的に安定する
4.1~3の理由により、育児ストレスが軽減される

宣伝文句として謳われている
「あごや舌の発達や、鼻呼吸を促す」
点は、残念ながら学問的検証が現時点ではなされていません。

では悪いところってどんなところでしょうか。

1.子供が泣く理由がつかみにくくなる
2.言葉掛けやあやす時間が減る
3.長期間使用すると、噛み合わせが悪くなる
4.習慣化しやすい

5~6か月の赤ちゃんは、何でも口に持って行きますよね。
これは物を持ってしゃぶることで、味や形を学習する、
手と目の協調運動の学習なのです。

おしゃぶりを口にくわえていると、この学習機会が失われてしまうことになります。
また口がふさがれるので、言葉を発する機会を奪うことになっているのです。

2008年12月25日

おしゃぶりとの上手な付き合い方

噛み合わせへの影響や常習性(くせ)といった悪い点が
クローズアップされがちなおしゃぶり

でも上手に付き合えば、ママの育児ストレスもちょっと軽くなる、
赤ちゃんの気持ちも落ち着くことができるアイテムとして活用することができます。

気にかけておくべき点は次の4つ。

1.1歳を過ぎたらフォルダーを外して

これは常時使用を防ぐため。
そして1歳は言葉を覚える時期だからです。

2.2歳までに卒業できるようにして

乳臼歯の生え揃う目安が2歳半なので。

3.指しゃぶりに注意して

指しゃぶりには、おしゃぶりと同じ注意が必要だからです。

4.子供とのふれあいを大切に

便利性だけでのおしゃぶり使用はNG。
おしゃぶりをしている間も声をかけたり、一緒に遊んであげて。
子供の満足感や欲求にも心配りを忘れずに。

もし4歳以降になっても取れないときには、
小児科医に相談をするのも手段のひとつ。
情緒面を考慮してのアドバイスとなります。

子育てで大切なのは、子供とのふれあい。
おしゃぶりをしている間も、そして取れてからも
この貴重な時間を必ず取るようにしてくださいね。

2008年12月28日

母子手帳にも記載!おしゃぶりの悪影響

2007年4月より、母子手帳におしゃぶりによる噛み合わせへの悪影響が
記載されるようになりました。

これまで小児歯科医により、おしゃぶりを長期間使用することは、
乳歯の噛み合わせへの悪影響があると発表されてきました。

さらに深刻なことに、顎顔面変形症という障害がもたらされる事実も
発表されています。

実際におしゃぶりによる影響で、歯並びが悪くなった、
開咬(口を閉じたときに奥歯以外の歯が噛み合わず、前歯に隙間があくこと)、
交差咬合(上下の歯の噛み合わせが横にずれる)になった、
という報告もされています。

中には長期間の使用により、顎が変形し発音の発達が遅れたという例もあります。

これを受けて、厚生労働省が母子手帳の改正に着手し、
『育児のしおり 幼児期 1歳頃』
の項に
おしゃぶりの長期間使用による噛み合わせへの影響について」
が追加されたのです。

2008年12月31日

おしゃぶりメーカーに望むこと

現在日本では、コンビ・ピジョンが主なおしゃぶりメーカーといえます。

長期間使用による噛み合わせへの弊害は、
メーカー側でも認知されている事項です。

あるメーカーにおいては
「歯並びが悪くなるのでは?」という質問に対し
「歯が生え揃う時期に、厚みのある硬いものを噛んでいると
歯に強い力がかかり、歯並びに影響が出ることがあります」
という回答を、自社HP内に掲載しています。

しかしながら別のメーカーでは、同様の質問に対し、
「顎の発育に大変効果があると認められている」
と掲載しています。

またドイツを例に挙げ「訓練器」と呼ばれていること、
歯列矯正補助用具として広く使用されているとしても回答しています。
「欧米では4歳頃まで使用しているが、日本では2~3歳までの使用が多いようです」
と書くにとどめています。

おしゃぶりの良い点を掲載することは、メーカー側にとって必要なことであるのは
確かです。

しかし、悪影響に対しても真摯に受け止め、
ユーザーに伝えることもまた、メーカー側の役割なのではないでしょうか。

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