一汁三菜の食生活
お食い初めの儀式には、祝い膳として一汁三菜を用意します。
一汁三菜とは、お食い初めのような儀式だけのものではなく、
ご飯・汁もの・三種のおかず(主菜1品、副菜2品)で構成された
昔ながらの日本の食生活の基本となる献立を言います。
近年の、メタボリック症候群や生活習慣病の一因が過剰なカロリー摂取であることは
疑いようもなく、そこで見直されているのが一汁三菜の食事なのです。
ご飯でエネルギー源となる炭水化物を、汁もので水分を、おかずでその他の栄養を
バランスよくとることができます。
また、多くの栄養素が交互に胃に入って混ざり合うことで、消化や吸収がよくなったり、
余分な脂肪や糖分、塩分を排出したりといった効果も期待できると言われています。
一汁三菜の基本は、食材や調理法ができるだけ重複しないようにし、
特に、不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維は野菜やいも、豆、きのこ、海草などは
たっぷりと、また塩分を控えて薄味を心掛けることとなっています。
これらのことを気を付けることが非常に重要なのは、子供の将来の食生活、
そして健康に大きく影響してくるからなのです。
私たちは高カロリーで濃い味付けの食べ物に囲まれた環境の中で暮らしています。
そこでどのような食べ物を選んだらいいのかを考え、子供にも伝えていくことが大切です。
お食い初めの時期を過ぎると、間もなく離乳食が始まる頃となりますが、
一汁三菜の基本的な考え方は離乳食にも通じます。
「食べ物に一生困らないように」という願いを込めて行うお食い初めは
現代では食育にもつながる儀式と言ってもよさそうです。