視覚的に手助けする
自閉症の子供は目から入ってくる情報が入りやすく、
耳から聞く情報は理解しにくいと
言われています。
このような特徴から、視覚的に手助けすることで
日常生活を円滑にすることが可能で、
このような方法を視覚的支援と言います。
家庭内でできるもっともポピュラーなのが、
部屋の前に張り紙をすること。
寝室の扉の前に「ねるへや」、トイレは「トイレ」、
勉強部屋には「べんきょうするへや」など
そこで何をするのかを目で見てわかるようにします。
張り紙には、絵や写真を添えてあげると
見た時にさらにわかりやすくなります。
部屋の中でも同じように、おもちゃ箱や本棚など
決まったところに物を置いているところには
張り紙をするとよいでしょう。
また、本人が思いを伝えるための手段として
コミュニケーションカードが利用されることがありますが、
これも視覚的に手助けする方法の一つ。
コミュニケーションカードとは、
日課、行動、食事の内容などを中心に
使って欲しい感情表現や問いかけ、挨拶などを
シンボルや写真で表したカードのことです。
カードというとその物の名前や言葉を覚えさせるといった
ニュアンスが感じられますが、
本人が思いを伝えること、また周りが本人に伝えたいことを表すもので、
コミュニケーションのためのツールなのです。
自閉症は他者との関わりが希薄なことが多いのですが、
このような視覚的支援を積むことで、
自分から伝えたいという欲求が出てくることが
期待されます。
