折れ線型自閉症
折れ線型自閉症とは、正常に発達しているようにみえていた子供が、
ある時期から覚えた単語を話さなくなるなど
停滞や後戻りをする現象があらわれたり、
視線が合いづらくなる、人への関心が少なくなるといった
自閉症的特徴を示すものを指します。
セットバック現象と呼ぶこともあります。
例えば、乳児期には「いないいない、ばあ」などをしていたのに、
2才になったら、まったくしなくなったということなどが
あてはまります。
自分の下に弟・妹が生まれたり、引っ越しがあったり、
過度にストレスを受けた時に見られる
一時的な赤ちゃん返りと混同して
見落とされがちなので注意が必要です。
多くは1歳半~2歳半頃までに起こり、
自閉性障害全体の約3分の1に現れると考えられています。
一度は言葉が出ていたのだから、
必ず再び言葉が出るという保証はないのが現実のようですが、
一度回路ができている分、療育によって大きな成果が表れると
考える医師もいます。
最初は順調に成長していた姿をみているだけに
保護者が自閉症を受け入れることが難しいことが多いようです。
しかし、早い段階から療育を受け、その子にあった対応ができるか否かで
その後の成長に大きな差が出る場合があるので、
心配な場合は早めに専門医の相談を受けた方がよいとされています。