自閉症に共通する特徴
自閉症といわれる子供は、興味を持ったことに対して高い能力を
発揮することがあります。
例えば、カレンダーの月日と曜日を覚えていたり、電車の名前を数多く
覚えているなどの、高い知的能力を示すこともあれば、
トランポリンが上手だったり、高いところを怖がることなく器用にスイスイと
登ったりと運動能力が抜きんでていることもあります。
しかしながら、通常の発達においては、2歳を迎えるころには
身につけているはずの情緒や感情の発達が見られないことが、
自閉症状の重度にかかわらず、共通した特徴として見受けられます。
人間には基本的欲求として、食欲や排せつなどの「生理的欲求」と、
愛情や承認、集団帰属などの「人格的欲求」があります。
自閉症の子供には、「生理的欲求」はあるものの、「人格的欲求」の
欠如がみられます。
ほめられて喜ぶ、人恋しさ、まねる心などの欲求は、言葉を覚えたり、
周囲と関わろうとする原動力となりますが、それには情緒が発達が
不可欠であると考えられています。
人格的欲求がみられないのは、情緒が発達していないからであり、
自閉症児には乏しいとされている「笑う」「泣く」などを積極的に行わせて
情緒を育てていくことで、症状を改善していこうとする療育方法もあるそうです。
