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2009年10月 アーカイブ

2009年10月04日

早期発見・早期治療の重要性

病気において早期発見と早期治療が重要なように、自閉症にも同様のことがいえます。

 

現段階では、自閉症を治療することは不可能とされており、

いかにして過ごしやすく日常生活を送る術を身につけるかということに

治療の焦点が当てられています。

 

しかしながら、療育により目覚ましい発達を遂げる子供も多く、その場合、

適切な療育の開始年齢が小さいほど大きな効果があがることがわかっています。

 

療育開始年齢が小さいほど効果があるのはどうしてなのでしょうか?

それは、脳の発達における「臨界期」に関係があると考えられています。

 

「臨界期」とは、ある種の技能や行動が発達するために、特に重要な準備期間のことで、

人間の脳は、その能力を学習できる適切な時期があり、この時期を逃してしまうと

その後の発達が難しいとされています。

 

脳の「臨界期」は3歳までといわれており、それまでに療育を開始するのが

その後の成長のために望ましいというのが、早期発見・早期治療が重要といわれる

大きな理由の一つです。

 

自閉症

自閉症に共通する特徴

自閉症といわれる子供は、興味を持ったことに対して高い能力を

発揮することがあります。

 

例えば、カレンダーの月日と曜日を覚えていたり、電車の名前を数多く

覚えているなどの、高い知的能力を示すこともあれば、

トランポリンが上手だったり、高いところを怖がることなく器用にスイスイと

登ったりと運動能力が抜きんでていることもあります。

 

しかしながら、通常の発達においては、2歳を迎えるころには

身につけているはずの情緒や感情の発達が見られないことが、

自閉症状の重度にかかわらず、共通した特徴として見受けられます。

 

人間には基本的欲求として、食欲や排せつなどの「生理的欲求」と、

愛情や承認、集団帰属などの「人格的欲求」があります。

 

自閉症の子供には、「生理的欲求」はあるものの、「人格的欲求」の

欠如がみられます。

 

ほめられて喜ぶ、人恋しさ、まねる心などの欲求は、言葉を覚えたり、

周囲と関わろうとする原動力となりますが、それには情緒が発達が

不可欠であると考えられています。

 

人格的欲求がみられないのは、情緒が発達していないからであり、

自閉症児には乏しいとされている「笑う」「泣く」などを積極的に行わせて

情緒を育てていくことで、症状を改善していこうとする療育方法もあるそうです。

 

自閉症

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