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2009年04月 アーカイブ

2009年04月18日

自閉症とは

自閉症は、その名称から自分の世界に閉じこもる心の病気や引きこもりと

勘違いされますが、まったくの誤りです。

 

正しくは、生まれつきの障害であり、脳の機能の何らかの先天的不全に

よるものだということです。

 

自閉症が紹介されたのは1943年のことですが、原因がよくわからなかったために

親の育て方、本人の性格、生活環境などのせいにされることが多く、

親たちの方も、自分たちのしつけや愛情の注ぎ方に問題があるのではないかと

悩み苦しんできました。

 

その後の研究や観察の結果、自閉症は生まれながらの障害であり、

親の育て方や本人の性格とは無関係であることが確認されました。

 

自閉症特有の症状は、中枢神経系の機能障害により発現するとみられています。

中枢神経系とは脳と脊髄を結んでいる神経のことで、言葉、音、味、痛み、温度など

あらゆる情報を受け取り、それに応じた指令を全身の各部位に送って、

行動や生命維持のコントロールを行っています。

 

しかし、自閉症者はこの中枢神経系がうまく協調的に働かないため、

脳と体の各部の情報交換がスムーズにいかないことから、

「うまく会話ができない」

「心地よいと感じる音でも嫌がる」

「同じ味のものばかり食べ続ける」

「痛みに鈍感でひどい怪我でも平然としている」

「温度に対する感覚が鈍く、暑いのにセーターを着込む」

などの行動特性があわれると考えられています。

 

現在も自閉症に関する正しい知識が広まっているとは言えず、

いまだに誤解や偏見が少なくないようです。

正しい認識が大切です。

 

自閉症

自閉症スペクトラム

近年、自閉症を単独の障害として見るのではなく、ほかの発達障害を含めて

大きな枠組みの中でとらえる考え方が出てきました。

それを「自閉症スペクトラム」といいます。

 

スペクトラムとは「連続体」という意味で、自閉症や自閉症と関連のある

発達障害を、重なり合う連続したものとして扱うのが特徴です。

 

自閉症とその他の発達障害には似ている部分がたくさんあり、

事実、複数の障害を合併することも少なくないため

それを区別する診断はとても難しいと言われています。

 

また、同じ自閉症でも障害の程度によって大きな違いが見られるため

画一的な方法では対応しきれないのが現実です。

 

「自閉症スペクトラム」という考え方は障害名にこだわることなく、

一人ひとりに表れている特性を観察し、それをもとにきめ細やかなサポートを

柔軟に提供することを可能にしています。

 

発達に偏りがある自閉症の子供でも、適切な環境で療育(治療教育)を

受けることによって大きく成長発達し、すぐれた能力や長所を伸ばしていくことも

可能であると言われています。

 

自閉症の子供が社会の中で健康で幸せに暮らしていくためにも

周囲の理解と子供の特性に合った温かいサポートによって

子供の発達をいかに促していくかが、大変重要であると言えます。

 

自閉症

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