重陽の節句-1-
重陽の節句は、「重陽の節供・菊の節供」とも呼ばれます。
節句は行事と関係する植物の名前を
冠として呼ばれることが多いです。
例えば桃の節句、七草の節供……。
重陽の節句もまた同じで、その花は菊です。
そのため菊の節供とも呼ばれています。
重陽は、昔の祭日であった五節供の最後を締めくくる節句。
ですが残念ながら他の節句が今でも盛んに祝われるのに対し、
重陽の節句はいまひとつぱっとせず、忘れられている
節句という位置付けになっているようです。
重陽の節句は、中国の重日思想から発した祭日とされています。
重日とは月の数と日の数が同じ数字となる日です。
おめでたい、特別な日付と考えられていました。
この節句は9月9日。
「9」が重なることから重陽の節句は「重九(ちょうく)の節供」
とも呼ばれているそうです。
重陽の「陽」ですが、中国伝来の陰陽説によると、
奇数は陽の数、偶数は陰の数とされていました。
9は1ケタの奇数としては最も大きな数。
そのため「陽のきわまった数」として、
陽数を代表する数と考えられていたようです。
そのため「陽のきわまった数の重日」ということで
「重陽」となったそうです。