幼児の誤飲
幼児の事故は、発達と密接に関連しているといわれています。
その代表例が誤飲なのです。
日本では、1986年に日本中毒情報センターが設立され、
電話によって相談が受け付けられています。
時間は24時間。
いつでも受付けているのですが、回線が2本しかないそうです。
なかなかつながらないケースもあるようです。
受電件数のうち、最も多かったのが誤飲。
データのうち、電話がつながらなかったケースもあるので、
5~6人に1人の赤ちゃんが誤飲した、
ともいわれています。
誤飲をしても電話をしない場合もあるため、
ほとんどの赤ちゃんが誤飲をしている、
という状況だ、と専門家が話しています。
誤飲の状況は、0~4歳児が多く、
物質の中で一番多いのがタバコ。
次いで医薬品、化粧品、
洗剤、殺虫剤となるそうです。
誤飲をしやすいものは年齢によっても異なっています。
日本は乳幼児の誤飲事故の発生頻度が
非常に高い国だといわれています。
それはなぜなのでしょう。
日本は畳での生活様式が一般的で、
いろいろなものが床や畳の上に置かれています。
赤ちゃんは発達段階として、生後5カ月を過ぎると
手にしたものは何でも手に持っていくようになります。
「昨日までできなかったことが、今日できるようになる」
のが赤ちゃん。
つまり、昨日まで畳の上にあったタバコに手を出さなくても、
今日、口の中に入れてしまうことが考えられるのです。
乳幼児に対する誤飲防止活動が、不十分なのではないでしょうか。