「3歳児神話」と「三つ子の魂百まで」
「3歳児神話」と「三つ子の魂百まで」。
これは共に3歳までの子育てが、知能や生活を決めるため、
人の一生にとって非常に重要な時期である
ということを教える諺です。
ですが、決定的な違いは「3歳児神話」には
産んだ”母親”の子育てが重要である、としているけれど、
「三つ子の魂百まで」には、”母親”という言葉は
どこにもないのです。
世界各国に同じようなことわざがあるのだそうですが、
そのどこにも”母親”という言葉はないのだそうです。
もちろん3歳児までに、それ以降に母親以外に
育てられた子供が立派に育った事例は少なくないのです。
この背景には、「3歳児神話」が現れた時代には、
物質的な豊かさが求められ、核家族化が進んだ時代であったこと。
そのため子育ても密室で行われ、母親と子供との密着が
強調された時代であったから、と考えられています。
一方で「三つ子の魂百まで」は、大家族の時代。
子育てというものは母親だけでなく、同居をしている家族全員、
そして向こう三軒両隣の人たちもみんなで協力し、
子育てをしていたという、オープンな時代。
だから母親という言葉が出なかったのでしょう。
