正しく解釈 3歳児神話
日本における3歳児神話は「三つ子の魂百までも」からスタートしています。
もちろんこどもにとって、幼児期は大切。
でもそれが「母親の愛情がベスト」「母親は育児に専念すること」
というところに発展し、
「母親が育児に専念しないと、子供の発達がゆがむ」
が加わって、3点セットとして母親となった女性のライフスタイルに
重くのしかかるようになってしまいました。
古典的な3歳児神話の誕生、というわけです。
最新の3歳児神話の概念はというと、
前頭葉や右脳の開発は、母親が子供が3歳になるまでに行うのが責務だ。
という、脳科学の知見まで取り込まれ、さらに母親の重圧が強調されています。
「3歳児神話は気になるか?」
という問いに、働く母親たちの答えは、
とても気になる・まあ気になる
というのが40%という結果もあります。
「小さい時が大切」というのは事実だと思います。
しかしその愛情を全て母親が賄うのではなく、小さいときにしっかりと愛されて、
はじめて人を愛し信じることができるのであり、
「愛されること」自体が大切なのです。
いろいろな人から愛される喜び、いろいろな人が子育てにかかわる機会を奪っては
いけないと思うのです。
1998年公文書である厚生白書が「合理的根拠はない」と
3歳児神話を否定したことは画期的なことでした。
しかしもっと本質的な部分に踏み込み、丁寧な表現が必要であることも否めないと感じています。
